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先日、昨年11月の八幡中学校に続き2度目の中学校公演が、栃木県下野市にある南河内第二中学校で行われました。
【イシノマキにいた時間】を全国で公演をさせていただきながら、「学校でも公演したいね」と常々メンバー・スタッフと話しておりましたが、1年前、その想いを強くさせた、あるキッカケがありました。
まずは
コチラをお読みください。
この1通のメールをもらった直後、僕はシゲさんにも石倉さんにも制作の方にも相談する前に、気づいたら、地元の中学校で教師をしている幼馴染みの清水友晶くんに電話をしていました。
「中学校で公演をやるにはどうしたらいいの?」
突然の質問にもかかわらず、清水くんは丁寧に学校で公演をやれる仕組みを教えてくれて、なんと「うちの学校で出来るからやろう!」と言ってくれたのです。その日から清水くんは、校長先生をはじめ、先生方、PTAのみなさんを説得し、上演に向けて奔走してくれました。
会場は学校の体育館。演劇を行う環境としては決して設備が整っているわけではありません。それでも、大切なのは環境や設備ではなく、伝えたい想いなんだと思います。
「出来るか出来ないかじゃなくて、やるかやらないか」という言葉が脳裏をよぎりました。
その後改めて、シゲさんと石倉さんに「こういう環境ですが、やりたいです。」と相談をしました。するとお二人の口から
「絶対やろうよ!」
という力強い言葉が返ってきたのです。もう、その一言で胸がいっぱいになりました。
そして、正式に南河内第二中学校での公演が決定しました。
それから1年。
あっという間1年でした。スタッフと下見へ行き、清水くんと何度も打合せを重ね、いろんな方のお力をお借りし、当日は強力助っ人として石巻で活動している馬さんにも駆け付けていただきました。
そして本番。
体育館には生徒・先生・保護者のみなさんあわせて700人が集まりました。

皆、真剣に観てくれて、笑い、感じ、そして、そこにいた全員が被災地を想う、そんな時間が体育館に流れていました。
終演後、生徒代表のあいさつでステージに上がってきた生徒から、熱く、想いのこもった言葉をもらい、涙がこぼれました。本当に嬉しかったです。
中学校で公演が出来て、中学生に観てもらえて、心から良かったと思えました。
今すぐ何かをする、ということではありません。まずは学校で、先生と生徒、生徒同士、家に帰ってからは家族と、震災の事、被災地の事を話すキッカケになってくれたらと思います。
この公演に協力してくださった、南河内第二中学校、先生方、保護者のみなさん、本当にありがとうございました!
そして、しみちゃん本当にありがとう!

田口智也