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11月28日(土)、新潟県胎内市で「イシノマキにいた時間」の公演が行われました。
前日、キャストスタッフは公演に向け新潟へ出発!

約2時間後、新潟駅に到着。

在来線に乗りかえ。

季節感がない服装の二人。違いすぎるでしょ!

豊かな自然の中を特急でひとっ走り。
そして

中条グランドホテルに到着!
今回、「イシノマキにいた時間」胎内市公演を企画してくださったのは、東京で役者、脚本家として活動していた池田真一さん。

シゲさんと昔からのご友人で、仕事も一緒にされていて、石倉さんとも舞台で共演されていたそうです。今は地元胎内市のホテルマンとしてお忙しい日々を過ごされております。
そんな池田さんが「【イシノマキにいた時間】を胎内市に呼びたい、胎内市のみなさんに見てもらいたい」と、ホテルの上司や同僚、まわりにいる沢山の人たちのお力を借りて、公演の準備をしてくれていました。

会場はホテルの宴会場。
これまで中条グランドホテルでは、宴会場で演劇をやったことがなく、初の試みだったのですが、ホテルのスタッフさんと東京のスタッフさんが事前に何度も連絡を取り合い、演劇が出来る最善の環境を作ってくれました。


限られた時間の中、スタッフさんは本番ギリギリまで舞台のチェックや直しをしてくれます。

そして、いよいよ本番。
チケット発売当初はチケットの動きが思うようにいきませんでしたが、それでも池田さんが必死になって奔走するその熱い想いが、沢山の人の心を動かし、たくさんの人のご協力のおかげで、なんと300人収容の客席が満席!なんとか席を増やし、当日券で来られた方にも観てもらえる事が出来ました。

池田さんは言います。
「【イシノマキ】のバトン、しっかり受け継ぎました。被災地への想いは残し、バトンは次の12月3日の公演地、北海道当麻町の皆さんへお渡し致します。だけど、僕の手元にはまだもう一つ、バトンが残っているような気がします。それはたぶん、この公演をキッカケに、ホテルから、胎内市から、色々な文化を発信していくためのバトン。このバトンを持って走ることが、今回の全てのスタッフ、お客様、応援して下さった皆さんへの恩返しであり、僕の使命だと思っています。握りしめて、走り出します。」震災から4年8カ月が経ち、演じ方、伝え方についてとても考えました。でも全力で伝える事が僕たちが今やれる事なのだと思いました。観に来てくれた300人の方たちにどこまで伝える事ができたのか正直分かりませんが、池田さんが作ってくれたキッカケで胎内市での公演が出来て、本当に良かったと思います。

池田さん、スタッフの皆さん、関わってくれた全てのみなさん、ご来場のみなさん、本当にありがとうございました!
田口智也